2006年04月29日

立ち寄り・不帰社は魅惑の香り

今日は金曜、んで、立ち寄り不帰社。こりゃたまらん。
早よ用事終わらせて、買い物なぞしようと思った。

今回の物欲の獲物は、先日購入したウォークマン用のイヤホン。
購入した機器に同梱されていたイヤホンは、いわゆるウォークマンでお馴染みの
イヤホンで、襟にひっかかるわ、絡まるわであまり使い勝手が良くない。
さきこのiPODのイヤホンは、首にかける形で、なかなかスマート。
コレだ、コレが欲しい。

日吉で18時過ぎに仕事を終えて、東横線で横浜へ向かう。
いや、東横線も変わったわ。以前は駅ビルの中にあったのが懐かしいね。

お目当てのウォークマン用のイヤホンを探して、
これに決めちゃおうかとレジに行きかけた時、
そう言えば流行の「ノイズキャンセリングヘッドホン」とやらを見てみることにした。

ノイズキャンセリングのヘッドホンは、ヘッドホンに内臓されたマイクが
周囲の雑音を拾って、その雑音とは逆の波長の音を流すというもの。
ニンゲンの耳には、周囲の雑音とその雑音の逆の波長が入ってくるわけで、
それらは互いに打ち消し合い、音楽がよく聞こえるというわけ。
だから、小さな音量で音楽を流しても、雑音に邪魔されずに聞けると。
なんか理屈は分かるけど、感覚的には「ホンマかいな」だった。
以前、量販店で展示してある機器を耳にあてがったけど、
なんか効果的に感じられなかった。

でも、もし、周囲の雑音を聞こえなくする効果があるのだとすれば、
弱音の音楽も聴けるわけで、騒音のうるさい電車で聞ける音楽の
幅が広がるわけよね。

イヤホンを買っても、コードが絡まらないってだけで、
耳から入る音楽の質は変わらない。
でも、ノイズキャンセリング機能があれば、そもそも聴く音楽自体が
変わるわけよ。とりあえず、どんなもんか今一度体験する必要がある。

んで、ノイズキャンセリングヘッドホンのコーナーで
展示してある機器をあれこれ試してみたのでした。
3点ほど展示してあって、ひとつひとつ耳にあてがっては、
音楽を聴いてみたり、ただノイズキャンセリング機能だけを試し、と
多分1時間くらいはいたかな。
その姿は、周囲に「変なサラリーマン」と映っていただろう。
でも、そんな周囲の奇異な目もキャンセリングする勢いで、
いろいろ試してみた。
※この間、ヨドバシカメラの店員は、一切話しかけてこなかった。
ヘッドホン売り場で、一人の変なサラリーマンが、
ひとつの商品を購入するかしないか迷い、検討し、そして
徐々に購入意思を固めつつあるというのに。
コレは、アレだ、店員も充分理解してないんだろうな。

しゅんすけの感覚では、ノイズキャンセリングの効果はイマイチ分からなかった。
確かに、周囲の音が聞こえなくなるような気もするけど、
全くの無音状態になるわけじゃないし、この程度なら、
ウォークマンの音量を上げるのと大差ないように感じる。
でも・・・。結論、買う。
このヘッドホン、買う。
効果は分からないけど、金額にして6000円弱。
イヤホンの値段との差額2000円分は、
ニンゲンの感覚に立ち向かう理論の勇敢さへの敬意だ。

だってさ、理屈では分かるよ、逆位相の波動は打ち消しあうって。
海の波だって、全く同じ強さの逆位相のうねりが重なれば、波は消えちゃうもんな。
(同じ位相で重なるとその強さを増幅することになる)
けど、それは、しゅんすけの中では、本で読んだお話し。
実生活では見たことないし、実感したこともない。
しかも相手はニンゲンの曖昧な感覚。
効果を数値化できるわけじゃないんだよね。
ヘッドホンをして、ノイズキャンセリングのスイッチを入れたり、切ったりすると
確かに周囲の音が消えたように聞こえるけど、ホントにそうなのか?
気のせいじゃないのか?
「このヘッドホンをすると周囲の音が聞こえなくなります」って書いてあるのを見て
ヘッドホンをすれば、何となくそんな感じがするってだけじゃないのか?

そんなニンゲンの曖昧な感性に、理論が果敢にも挑戦しているような気がしてならなかった。
現代は科学が進んで、宇宙の果てがどうなってるかも分かるようになってきた時代だけど、
それでもニンゲンは「太陽が東から昇るように」見えてしまうのだ。
動かない太陽に対して、自分を乗せた地球が自転しているようには決して感覚できないのだ。
「背後に幽霊がいる」と言われれば、さっきまで微塵も感じなかった人の気配を
背中に感じてしまう、これがニンゲンの感性なのだ。
そんなニンゲンの感性に「周囲の音が聞こえなくなるよう」知覚させるのは
理屈だけで通用する話しじゃない気がする。
250種のスパイスを入れたカレーは、レトルトカレーとは確かに違うかもしれないけど、
230種のスパイスの入ったカレーとどう違うのか知覚できるニンゲンがどれほどいるのか。
このヘッドホンは、そんな曖昧な感性への挑戦である。

しかも、さ、「音を聞こえなくする」ために、逆に音を流すという発想。
この逆転の発想が、しゅんすけの琴線を弾いた。
なんか痛快な感じがするじゃないですか。
まるで、害虫被害の軽減のために、逆に害虫を養殖し、放飼するという逆転の発想が
実を結んだ某沖縄のゴーヤーを巡る攻防みたいじゃないですか。
(詳細過去日記・・・いや、スゴイ昔ですが)

そんな挑戦への潔さを、しゅんすけはイヤホンとの差額2000円で買った。
実際、雑音が聞こえなくなっているのか、ヘッドホンからの音楽のボリュームが若干上がっただけなのか、
または単純にそんな気になってるだけなのかは、この際問題ではないのです。

月曜からの通勤電車が、ちょっと楽しみです。
※電車でヘッドホンをつけて音楽を聴くほどの音楽ファンではないので、
ヘッドホンなるものの装着がイマイチ様にならなくて、ちょっと恥ずかしいですが。

それにしても、いろいろ考えるわ。
コレも軍事技術の転用なんでしょ?
なんでも戦闘機のパイロットの難聴を防ぐためだとかなんとか。
そう言えば、一昔あった「骨伝道」で音を知覚するって技術も軍事技術だったな。
(いや、骨伝道の携帯電話とかあったね、今どうなってんの?)
それを言い出したら、カーナビだって、インターネットだって、軍事技術だよな。
そういう技術が、生活を豊かにしているというのは、なんかあまりいい気がしないものだね。
posted by しゅんすけ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 物欲日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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