2006年08月20日

暁のパラダイ寿司ロード

土曜は凄かった。何か憑いているんじゃないかってほど
しゅんすけの頭は寿司一色。
とにかく寿司が食べたい。しかも、戸塚のなんちゃって寿司なんかじゃなく、
沼津で寿司が食いたい。
しかし、土曜は朝から出勤。
ダイナマイト級Xデーの初日で、朝9時に出勤。
新事務所の鍵を業者に渡して、そのまま金管バンドのパート練に出席、夕方から練習と、
東京・川崎・横浜を行ったり来たりで、絶対疲労しているハズなのに、
22時に帰宅したしゅんすけはそのままネットに向かい、
三島のビジネスホテルを予約、22時30分には、チンクのエンジン始動していた。
そして、さきこと共に、一号線を一路西へ向かったのでした。
このしゅんすけの行動力には、絶対何か憑いていたとしか思えない。
しかも、深夜でガラガラが予想される東名高速を避け、敢えて国道1号線、
西湘バイパスを選ぶ辺り、どうかしてたかも。

チンクの深夜のドライブで、ここまで遠出したのは初めてかな。
深夜の西湘バイパスは、クルマの通りが少なく、真っ黒な海と真っ黒な空の中、
海風がとても気持ちよかった。
西湘バイパスから一旦熱海を目指す有料道路は、道路を照らす灯りもなく、
漆黒の中、チンクのヘッドライトが心細く道を照らすのみで、
真っ黒なバックミラーが何とも怖かったね。
なんせ真っ黒で分からないけど、左側面は海なわけだからね。

そんな闇中ドライブを深夜の熱海の灯りが迎えてくれたのは、23時30分頃。
チンクとは言え、全く渋滞がないと、熱海まで1時間で来られちゃうんだよね。
「ツバサよ、あれが熱海の灯だ!」とか言ってる間にも、
いきなり目の前の闇から急カーブを告げる反射板の連なりが現れて、
慌ててハンドル切ったりと、いや、チンクで深夜ドライブは気を遣う。

その後、熱海から函南へ抜ける熱函道路へ入る。
ここは、かなりの急斜面がまっすぐ伸びる道路で、
まさにチンク泣かせの坂。いや、箱根よかキツイんじゃないの?って坂なんだけど、
毎度2速で20キロくらいでウンウン言わせて登るんだよね。
ここでも、闇の中、バックミラーが怖い。
知らぬ間に誰かヒッチハイクしてきたらどうしよう・・・。
・・・などと、山の涼しい風に当たりながら、さらに涼しいことを考えちゃった。

尾根を抜けると、眼下に三島の街明かりが見える。
「ツバサよ、あれが・・・」などと言っている間もなく、今度は急な下り坂で大変でした。

こうして深夜1時、三島の駅前に到着。
2時間半で家から三島。これは奇跡的に早い到着。
しゅんすけの沼津行きを何かが後押ししていたとしか思えない。
060820_2207~01.jpg

チンクは長旅でも全然変調を来すことなく、走ってくれました。
問題は明日の帰りです。東名高速で帰っても、西湘バイパスで帰っても、
かなりの渋滞が予想されるわけで、そんなトロトロした流れの中で
空冷のチンクのエンジンは持ちこたえてくれるのだろうか。
いや、今宵は明日の沼津での寿司を夢見て、眠るばかり・・・なのでした。

翌朝、9時起床。
寿司を食べたい一心で、ビジネスホテルを予約して、無謀とも思えるミッドナイト・ドライブを
敢行したとは思えないほど自然に起床。
食事もそこそこに、せっかく三島にいるので、さきこと三嶋大社に行きました。
ここは、しゅんすけの前の会社の新年祈願でも来ている馴染みの神社だったけど、
来たことは一度しかないんだよね。
朝早いこともあって、人がほとんどいない神社で参拝し、御朱印帳を購入しました。
※以前富士登山の時に、まりこさんが持っていて、
これには訪れた神社の朱印が押されている、いわば神社版パスポートというべきか。
これをたくさん持ってる人は、その分徳が高いとか言われると、仏教か?!って感じだけど、
ま、スタンプラリーだと思えば、楽しそうなので、しゅんすけもマネしてみることにした。
トップバッターは、三嶋大社か。悪くない。富士山頂の浅間神社でも良かったが、
少なくとも来年までは登らないしな。
いつか出雲とか厳島とか熊野とか行ったら、ぜひ朱印をいただくことにしよう。

神社詣でを終えて、一路沼津へ。
香貫山の展望台からの景色をさきこに見せたいと思い、先を急いでいたんだけど、
途中発見した柿田川の湧水公園にぜひ行ってみたいさきこの要望に応え、
クルマを駐める。
そこで、しゅんすけはとんでもないものを見た。
SN320142.jpg

コレ、なんだと思います?
青い空に葉が生い茂り、太陽の木漏れ日が覗くと言えば、上を向いて撮影したと思うけど、
実は、これ水面に向けて撮影した写真。
分かりづらいけど、画面中央に黒くもやもやしたものが、湧水が噴き出しているところ。
周囲の砂を巻き上げるようにして、水を湧き立たせている。
ちょっと分かりにくいので、斜めから撮った写真がコレ。
SN320143.jpg

水面下に丸い井戸のような構造物。その底に白い砂を巻き上げるように湧き出す水。
これは、富士山の雪解け水が、長い歳月をかけて、麓に湧き出したものなのです。
この透明感、そして青の美しさに、これ以上ないくらい酔いしれてしまいました。
カ、カメラ!もっといいカメラ持って来りゃ良かった!

その後、湧き水が柿田川へ流れ込む辺りで、水場があったので、
しゅんすけもさきこも我慢できずに靴を脱いで、足を浸しました。
これがとても冷たくて気持ちいい!
海に行くヤツの気が知れないね、こんな気持ちいい場所もあるというのに。
時間も押していたので、やむを得ずその場を離れたけど、
ホントいつまでもいたい場所でした。
060820_2206~01.jpg

※今年富士山に登る一週間ほど前に、朝のNHKで富士山の自然を特集した番組があって、
テレビのチャンネルを回していて、期せずして出会っちゃったとは言え、とてもいい番組でした。
冬の富士山に降り積もった雪は、春になると溶け出して、山肌を流れ出すんだけど、
大きな川になるまえに、富士山自体に吸収されちゃうんだそうな。
だから、富士山を起点にした川ってないんだよね。
富士山が吸収した雪解け水は、長い間富士山の中を通って、富士五湖や樹海を潤すんだけど、
南側へは三島周辺に湧き出すんだそうな。
それが今日見た湧水なわけだね。
その番組を見ていたので、しゅんすけの感動はヒトシオでした。
あの番組、再放送しないかな。富士山好きなあおき家にとっては、確実にA級保管映像となるはずだが。

いや、三島っていいわ。
水の街、三島。ヤバい、住みたいわ。
この柿田川湧水は、一昨年にバイクで近くを通った時には、何ら琴線に触れることなく、
スルーしちゃったんだけど、あの時見ていたら、前の会社を絶対辞められなかったと思う。
もはや、沼津に居を構えるほど、沼津好きになっていたかもしれない。

そう、しゅんすけは沼津好き。
富士山と海と美味しい水があれば、多少軽犯罪都市でも、田舎チックでも無問題。
(電気は東京電力で、電話はNTT西日本というなんかどの会社からも僻地扱いされてる感が
またいいんだよね)
だから、しゅんすけは寿司を食べたいとか口実を作って、沼津に行きたがる。
やはり、海が生活圏の中にあるのって、スゴく羨ましい。

1年振りに訪れた寿司屋は、相変わらず盛況のようでした。
前の会社の誰かに会うかなー?と思ってたけど、意外なほど見知った顔には出会えず、
近海魚を中心に寿司を堪能しました。
いや、マズいよ、いやいや、マズいくらい美味いよ。
これが魚のホントの味なのだと実感できる旨さ。
1年間、戸塚のなんちゃって寿司で水っぽい寿司ネタを食わされてたのは、
あれは「なんちゃって」なんてカワイイもんじゃなく、ほとんど詐欺に近いね。
あんなの寿司と言って売れるなら、シャリの上にチョコレートを乗っけたって寿司だわ。
そのくらい雲泥の差、いや比べる方が失礼だ。寿司という名の違う食品だ、アレは。
いや、ホントはね、思ってたほど美味くないという結末もアリかと思ってたのよ。
そうすれば、もう沼津に思いを馳せることはなくなるだろうから。
腐っても、会社を辞めたのは、しゅんすけの自分勝手なわけで、
自分で辞めといて、沼津好きなんて、自分でも呆れる身勝手さ。
だから、しゅんすけは沼津を忘れた方がいいのかもしれない。
思ってたほど美味くない寿司を食って、なんだ、横浜の店と大差ないじゃんって思えたら、
しゅんすけは二度と沼津に来ないだろうし、そこでなんか過去をグジグジしてる自分を
変えられるような気がしてたんだよね。
でも、寿司、美味いんだもんなー!
これじゃアカンよ。また来たくなっちゃうよ。
夜中のドライブも辞さない勢いで、また来ちゃうよ。
秋刀魚の季節になったら、絶対来ちゃうな。

そんなわけで、大変満足して、寿司屋を後に。
財布からは、ファミレスでデザート付きで満腹に食事したのとほとんど変わらない出費。
さすが漁港。こんなに美味しい寿司食って、この値段。
絶対にまた来よう。

さて、満腹で幸せなしゅんすけは、海へ向かう。
沼津の最後の締めは、海。
以前住んでいた社員寮の脇から、防潮堤を上り、まず強い海風を感じ、そして、視界が開ける。
一面の海。一面の砂浜。
ああ、帰ってきた・・・って、ついに言っちゃった。
言わないように気をつけてて、しゅんすけの前の会社の工場の前を通って、
門が閉まってたから、まだ夏休みかーって思っても、この言葉だけは言わないようにしてたけど、
海を見てたら、言葉がついて出てきた。
帰ってきた。
なんでそう思うのか分からないけど、やっぱ大好きな海の近くで過ごした1年って
しゅんすけにはとっても大切な時間だったんだと改めて思う。
(台風の海に出かけて飛ばされそうになったりしたけど)

この日は、雄大な駿河湾の背景に富士山は見えなかったけど、
しゅんすけには充分過ぎる景色でした。
この景色と共に生きることが、ニンゲン本来の生き方なんじゃないかと
ちょっと大袈裟だけど思う時がある。
キレイな海の景色と富士山と美味しい水と美味しい魚、気持ちに余裕を持って仕事に従事し、
陽が沈むと帰宅して自由な時間を過ごす。
これが、少なくともしゅんすけにはハマっちゃったんだよね。
伊豆半島から吹き付ける涼しい風にパイプをくゆらせて、
しばし物思いに耽ってしまいました。
SN320144.jpg

さて、沼津ですべきことは、これにて終了。
感傷に浸ってる場合ではなく、明日からXデーが本格化するわけで、時間の余裕はないのです。
チンクに乗り込み、エンジンを始動。
一路、横浜を目指す最後の賭けが始まる。

当初渋滞を避けて、246号線で帰ろうかと思ったけど、併走する東名高速が
さほど渋滞してなかったので、急遽東名高速に乗ることにしました。
時間は15時前。
さて、渋滞はいかほどなものか。
案の定、厚木ICの手前で渋滞に巻き込まれました。
炎天下の中、クルマが進まない。
でも、実際は10キロ程度の渋滞だったので、この前の富士登山の時よりも軽かったかな。
(あの時ゃ2時間以上かかったからな)

何より満足いく旅だったので、渋滞もさほど疲労にはなりませんでした。
そう、夜中のドライブ、朝からクルマ乗りっぱなしで、最後に渋滞。
疲労も蓄積するだろうに、しゅんすけは全然平気。
やはり何か憑いていたとしか思えない。
何かの力でしゅんすけは沼津へ導かれ、いいものを一杯貰った。
その何かがこれでしゅんすけに何を伝えたいのかは分からないけど、
(神様はいつも答えをくれない、ヒントだけくれる)
とにかく明日からの活力になったことだけは、間違いないのでした。

それにしても、寿司、美味かったなー。
posted by しゅんすけ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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