2006年08月29日

お願い、タイムマシン!

Xデーを超えて、遅ればせながらしゅんすけにも夏が来ました。
夏、というわけで、「サマータイムマシン・ブルース」を観ました。

今時古くさいSFタイムマシンものの映画なので、
上映当時は全然興味がなかったんだけど、
この映画、もともと演劇舞台を映画化したものだそうで、
それもどこかの映画制作会社が、たまたま公演を見に行って、
あまりの面白さにその日のうちに即映画化権を取得したという逸話があり、
また講評なんかでも、使い古されたタイムマシンのパラドックスでは
済まないコメディの面白さ云々と言われ、遅ればせながら興味があったんだよね。
講評には「1回目と2回目では観た時の印象が違う」ともあり、
ま、タイムマシンものは大抵そういうものだと思うけど、
まずは観てみましょう。

・・・う〜ん、どうだろうなー。
確かに本(=筋書き)は面白いよね。
また、舞台の単純な映画化では済まない演出も多くていいよね。
(あー、コレ舞台の方が面白さが生きるわーって映画も一杯あるけど、
この映画については、映画ならではの面白さもあって良い)
でも、なんだろうな、激烈に面白いという感じがしなかった。
2回観ないと話しのツジツマが分からないとか言うけど、
そんなこともなく、ま、2回観た方が分かりがいいかなって感じではあるけど、
もっと難解な映画って他にもあるわけだしって感じ。
こういう映画は嫌いじゃないけど、大好きにもなれなかったかな。
最後のブルースってのが、ちょっとホロ苦いラブストーリーも絡んでいた部分を
指すのかもしれないけど、この辺もちょっと消化不良な感じかな。
いいじゃん、大学で知り合った女の子と結婚して、生まれた子供が同じ大学の
同じサークルに入って、タイムマシンで未来からやってきたってことでもいいじゃん。
そんな予定調和なストーリーを避けたのかもしれないけど、
タイムマシンもの自体が予定調和なんだから、そこだけ妙に現実的にならなくても
いいじゃんって思う。学生時代の恋愛とその後の結婚は別物よという制作者側の
苦い経験が反映しているのか?ま、ブルースではあったけど。

でも、やりたかったことは、まずまずできていたと思うし、
映画としては成功してるんじゃないかな。

それにしても、演劇人の考えることは面白いね。
タイムマシンが目の前にあって、未来に行こうか過去に行こうかってノリの時に、
ちょうど故障して使えなくなった部室のエアコンのリモコンを
壊れる前=昨日に行って持ってこようなんて、このアホっぽさ。
理解を超えた技術の前では、ニンゲンは実は極度に臆病だったり、
行動がアホっぽかったりするんだよな。その辺のリアリティをコミカルに表現しているのが
面白い。これは、完全に着想の勝利だと思う。
そりゃ、1万年前の恐竜の時代にも行きたいかもしれないし、
30年後の自分に会いに行ってみたいけど、実のところ、ニンゲンはそれほどの
大きな時間感覚の中で生きていなくて、せいぜい1、2日間の中で精神を維持できているに
過ぎないと思うわけよね。1週間前にも確かに自分は存在していたけど、
それは今の自分(精神)と繋がっている自分ではなくて、単純に1週間前のもう一人の
自分でしかないというか。そうやって、1週間、1年、10年と別の自分へ脱皮して
時間が過ぎていくのだという思いに至った。
そりゃ、物忘れ世界ランカーなしゅんすけにとっては、とても実感できる考え方だけどね。

・・・と言うわけで、観たかった映画を観ることができて、
ちょっと満足な夏の一日でした。

ちなみに、ビデオを借りにクルマに乗ってたら、しゅんすけの家の裏山を抜ける道で
通行禁止時間帯を思いっきり無視して、見張ってた警官に捕まってしまいました。
あー、こういう時にタイムマシンがあればなー。
お願い!タイムマシン!
posted by しゅんすけ at 23:43| Comment(0) | 映画鑑賞文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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