2006年11月07日

飲み屋発136億光年

おー頭痛た・・・、昨日は飲みすぎました。
いや、最近年齢のせいか、飲んだ翌日はなかなか頭痛が取れないのですが、
昨日は川崎の金管バンドのアンサンブル・コンテストがあって、
しゅんすけは2回目になるんだけど、久々に「評価される演奏」ってのを
経験してきました。
評価としては残念な結果になってしまいましたが、
今回の3連休が、全てこのアンコンのために費やされたことから分かるように
かなり突貫工事的な曲作りだったからなんだけど、
なかなかいい緊張感の中で演奏できたと思います。

初日の金曜日の練習は午前中だけだったけど、メンバーと飯を食ったり、
舞台衣装を決めたりで、結局自宅に戻ったのは夕方だったし、
土曜日は午後からの練習の流れで、そのまま通常練習に参加したので、
怒涛の9時間練習で、(ま、実質楽器を吹いてたのは、そのうち半分くらいか)
んで、本番当日の昨日は、昼から集合とは言え、会場が橋本っていう、
神奈川県予選なのに、この遠隔地開催は何?そもそも橋本って神奈川?って感じで
結局朝から活動を開始して、橋本で演奏、そのまま打ち上げに向かい、
しゅんすけもクルマで来てないこともあって、今回はそれなりに飲むつもりでいたので、
飲み屋を出たのは22時過ぎで、代表の方の奥さんがご厚意で自宅まで
送ってくれた(いや、ホントご迷惑をおかけしました)けど、
結局自宅に着いたのは23時半過ぎで、文字通り、アンコンのための3日間でした。

さて、アンコンの後の打ち上げでは、
音楽について、音楽に取り組む姿勢について、
しゅんすけも芋焼酎を煽りつつ、久々に激論を交わした感があって、
失礼な発言も多数飛び出し、しゅんすけも全然成長しないなーと
後になって自己嫌悪だったりするのだけど、
ちょっとお話しした方が、大学時代に「宇宙物理学」を勉強されていたと聞き、
しゅんすけの琴線弾きまくり、その瞬間、この3日間で最高に興奮しました。

以前にも、所属していた団体で、化学、とりわけ油脂系(?)の研究をされていた方がいて、
しゅんすけは興味津々だったのだけど、実際勉強してた側からすれば、
「どうせ分かりっこない」との諦めとそれだけ先進的な勉強をしてきたっていう自負が
あるだろうからか、あまり詳細に話してくれなくて、
しゅんすけとしてはせっかく面白い話しが聞けると期待してた割に、
当たり障りのない話しに終始してしまったのが残念だったのだけど、
今回もあまり核心に届きそうもなくて、少し残念でした。
それでも、酒に酔った勢いで絡むように話しを聞きだした中で
二日酔いのしゅんすけが記憶している断片では、
「最近の研究では、宇宙の収縮モデルは完全に否定されている」だとか
「星までの距離の測定は、赤方偏移の度合いで決定されるそう」だとか
「観測しえる宇宙を超えた際に予想される光の重力による逆走(?)は
膨張モデルでは絶対に起こらないそう」だとか、
なかなか興味深くて面白かった。
ま、門外漢はこういうキーワード的な結論だけを求めがちなんだけど、
彼はその根拠となる理論を数学を駆使して研究してきたわけだから、
いくらその分野特有の単語を連発して姑息なアピールをしたところで
「過程を飛ばして結論を得たがる素人」と映ったかもしれないな。
それでも、好きな分野の話しを他の人と共有するのは、
とても嬉しくて、とても充実した時間でした。
※彼の話しでは、相対性理論や宇宙の大規模構造の研究をしているそうで、
おおっそりゃ大銀河団の話しですかいなと興奮しました。
う〜ん、またどこかで研究話しに花が咲くような場がないものかなあ。

※今回の脱線話し
恒星までの距離については、最近読んでいる本にも記載があって、
ごく近い恒星までは、年周視差を使うことで距離がわかるそうで、
多少距離がある恒星(数万光年〜数十万光年レベル)では、
変光星(セファイド)による距離計算をするんだそうだけど、
よくニュースになるような百数十億光年先の恒星や銀河の距離って、
どうやって計算するのか全然分からなかった。
今回の話しで、彼から「あ、それは赤方偏移ですよ」と聞けたので、
有意義ではあったけど、赤方偏移の度合いから算出する地球からの見かけ上の
後退速度と距離の関係って、シロウト考えだけど何となく怪しくて、
理解できるんだけど納得できない。

年周視差ってのは、地球が一年かけて太陽を回る間に、
任意の星の観測位置がズレる角度から星までの距離を算出する三角定理からの
帰結なので、距離についてはかなり信頼度があるんだけど、
二番目の方法、変光星を使った距離測定については、
変光星の見かけ上の明るさと変光頻度の関係から実際の明るさが算出され、
実際の距離と見かけ上の明るさの相関関係から距離を求めることができるそうで、
この宇宙に存在する変光星は、
見かけ上の明るさと変光頻度には一定の関係があるという前提でスタートしているだけに
ホントにそれで正しい答えが出るものなのか分からないわけよね。
つまり、同じ変光頻度の2つの変光星があって、一方(A星)は他方(B星)よりも
10分の1の明るさだとすれば、B星と地球との距離よりも
A星の方が100倍離れていることになるんだそうで、B星の距離が確定していれば
A星までの距離も算出できるってことなんだそうな。
(距離と明るさの関係は距離の2乗に反比例するそうなわけなので)
たしかに、どの変光星も同じ変光周期なら同じ明るさってことが分かってれば
後は比率の問題なわけで、さして難しい話しじゃないけど、
この広い宇宙では、物凄い明るさで変光周期の極端に長い星だってあるかも知らんわけ
じゃないですか。そうなったら、星の変光具合を距離のものさしに使えないわけよね。
※そもそも変光星自体、そうやって理屈に組み込んではいるけど、
実際にはまだ誰も直に見たことがあるわけじゃないわけでしょ。
ホントにA星とB星が、同じ括りで分類できる種類の性質なのかなんて分からんじゃない。

そして、一番納得がいかないのは、昨日聞いた赤方偏移による距離測定。
物体は物凄いスピードで遠ざかってる時は、光の波長が伸ばされて
赤みを帯びて見えるんだそうな。
(物凄いスピードで近づいてる時は、青みがかって見えるんだそうな)
んで、この赤みの度合いってのは、どれだけの速さで遠ざかってるかの
指標になるんだそうで、これもさっきの変光星と同じで、
一定の法則があるんだそうな。
これだけ赤ければ、これだけのスピードで遠ざかってるはずってこと。
んで、遠ざかるスピードは、地球からの距離に比例して大きくなっていくから、
物凄いスピードで遠ざかってるということは、物凄く遠いということ。
うん、ここまでは分かる。
つまり、これだけ赤い星は、これだけのスピードで遠ざかってるわけで、ってことは
これだけ遠くにある、というわけ。

問題は、赤い星って言うけど、もともと赤い星ってことはないの?ってこと。
そもそも恒星の温度が比較的低ければ、星は赤く見えるハズじゃないですか。
赤い星を見て、スゴいスピードで遠ざかってると思う反面、
比較的温度が低い星なんだなとも思えるわけで、
それを一律的に遠ざかりスピードと距離の相関グラフと突き合わせて、
距離をはじき出すってのは、なんか乱暴な気がするんだけど、どうなんでしょう?

極端に言えば、街角に大きなダンボールを用意して、その中に入る。
蓋を密閉して、小さな穴を開ければ、街の様子は見えるけど、
とても限られた範囲でしかない。
穴から見える風景に、新聞を読んでいる人がいるとして、
その人の新聞が妙に大きければ、ダンボールの中からは、
「比較的近い場所にいるんだな」と思うのが常識だけど、
実は物凄く離れた場所にある物凄く巨大な新聞かもしれないわけよね。
逆に小さい新聞が見えた場合も同じで、遠くにある新聞かと思ったら、
物凄く近くにある物凄く小さな新聞かもしれないわけじゃないですか。
地球から星を観測して、その距離を出すというのは、
これと同じで、大変なことなんだと思うわけよ。
特に宇宙なんて、まさに何でもアリな世界なわけで、さ。

136億光年先に銀河の卵がうようよしている写真がセンセーショナルに
報じられた時、ホントに136億光年先なのか?
言われているように宇宙誕生から20億年程度で巨大な構造を作り上げるほど、
宇宙は一様でない状態で誕生したのか?
ダンボールに入った人の視点では、それがホントに遠くの天体なのか
近くにある巨大な天体なのかは分からないものだと思うのでした。

そんな想いが交錯しつつ、飲み会を終えて、興味ある話題で深い会話ができて、
自己満足なしゅんすけだったのでした。

・・・長い脱線だった・・・。
posted by しゅんすけ at 00:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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